前講までで、個別原価計算についての学習が、一通り終わりました。
ここで、原価計算の4ステップを振り返ってみます。

STEP3の製品別計算のところで、ものづくりのスタイルによって大きく2通りのつくりかた(受注生産と見込生産)に分かれるのでした。これに従って、原価計算のやり方も大きく2通りに分かれます。
個別原価計算と総合原価計算です。
すでに、受注生産に適した個別原価計算は学習済みなので、ここからは、もう一つのやり方、見込生産に適した総合原価計算を学習していきます。
総合原価計算を理解するうえで、すでに学習済みの個別原価計算と比較することで、その違いから見ていきましょう。